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理事長挨拶

理事長就任のご挨拶

一般社団法人 日本食物繊維学会

理事長 山田 和彦
(女子栄養大学 教授)

 この度の役員改選にあたり,奥 恒行前理事長の後を引き継いで理事長へ就任いたしました。どうぞよろしくお引き立ての程,お願い申し上げます。

 本学会は平成 8年(1996年)6月 29日に印南敏先生を会長とし日本食物繊維研究会として発足しました。同年 12月 6日に現在の国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所の会議室において第 1回学術集会が奥 恒行学術集会長のもと一般演題 18題,翌 7日には昭和女子大学・グリーンホールにて第 1回公開講演会も開催され,一般市民への食物繊維の意味と生理的役割の普及啓発を意図してきました。平成 9年(1997年)7月には日本食物繊維研究会誌第1巻1号が発刊され,年2回発刊,平成 16年(2004年)からは日本食物繊維学会となり,本号で第 20巻 1号となります。また,会誌発行の中間にも年 2回の NewsLetterを発行しこれまでに 41号が出ています。平成 23年(2011年)4月からは一般社団法人化し,本学会が提唱した用語の食物繊維をはじめとする食品の難消化性成分(Luminacoids)に関する研究・情報提供・啓発活動を通じて学術の発展と健康増進に寄与することを継続するため,学会誌の愛称を第 15巻から「ルミナコイド研究」と新しく設けて現在に至っています。

 通常の学会活動は順調に継続しています。しかしながら,本学会のさらなる発展を考えるとき,いくつかの課題に取り組む必要も当然です。私は,学生・院生そして若い研究者が多くこの学会に参加し質疑応答を充分に行い,食品成分のルミナコイドに焦点を当てつつ自由な視点から健康増進に向けた学会活動を行えるように活性化に取り組みたいと望みます。研究手法も,古典的ならびに現代的と称される方法を調和して得られる結果を基に,現実を直視した問題解決に組することに努力して参りたいと考えます。賛助会員の要望が強いルミナコイド素材のエネルギー評価の課題も継続し,食物繊維の定量に関する問題点を指摘し,よりよい改定案なども提案する予定です。

 学術研究,応用研究いずれにしても,近年は,倫理的配慮さらには研究そのものが社会に対して責任を問われる時代に来ています。産業分野・行政分野・学術分野が結集して人の社会のために寄与することが求められます。そのためには,本学会として整える必要のある規範を明確にし,国際化も視野に入れて学会活動を発展させ,社会に貢献できるようにしたいと考えています。会員各位におかれましても,色々な案をお寄せいただき学会の活性化へご協力くださいますようお願い申し上げます。