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ご挨拶 |
第22回学術集会を開催するにあたって第22回学術集会長 江頭祐嘉合(千葉大学園芸学部 食品栄養学研究室) 日本食物繊維学会第22回学術集会を平成29年11月25日(土)と26日(日)の日程で,東京都新宿区の国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所にて開催させていただきます。長野県,静岡県での学術集会開催の後,今回は石見佳子先生のご協力により東京で開催させていただく運びとなりました。東京は3年後のオリンピック開催を控えてインフラ整備も強化され各所美化されつつあります。会員の皆様をはじめ多くの方々にこの機会にお越しいただければ幸いに存じます。 さて,食物繊維などのルミナコイド素材の機能性,中でも糖・脂質代謝改善効果は,多くのコ ホート研究,介入研究,さらにはシステマティック・レビューにおいても明らかになってきております。そこで今回,糖・脂質代謝異常と関連の深い肥満研究に注目し,特別講演では,京都大学の河田照雄先生に「肥満・エネルギー代謝不全を惹起する慢性炎症と食品」と題して講演いただきます。そして,シンポジウムではルミナコイド素材と大きな関わりのある脂質・エネルギー代謝と腸内細菌研究にスポットをあて「脂質・エネルギー代謝,腸内細菌研究の最前線」というテーマで企画させていただきました。本テーマにおいて,東京大学の佐藤隆一郎先生には「転写制御による糖代謝−脂質代謝調節の分子基盤」,慶應義塾大学の長谷耕二先生には「炎症性腸疾患患者におけるディスバイオーシスと酪酸産生異常」,東京農工大学の木村郁夫先生には「食由来腸内細菌発酵産物と宿主エネルギー代謝」と題して講演いただきます。 なお,今回は一般講演の発表,質疑・応答の時間を十分に取るために,学術集会の2日目に行う市民公開講座の日程を1週間後に設定しました。今回も活発な討論を期待しております。 |